設立趣意書

グローバリゼーションの波は、世界を急変させています。超高齢社会化と人口減少が主な原因となり、日本市場が長期的・継続的に縮小する一方で、アジア・中東・アフリカ等の新興国の市場規模が急速に拡大しています。こうした成長市場での主役は、英語という共通語を自由に操り、常識・社会慣習の異なる民族との対話・交渉に長けたいわゆる『グローバル人材』たちです。役員・マネジメントの多民族化を果敢に進め、それぞれの地域の事情を考慮したマーケティングと商品サービスの提供を可能とする企業が成長を享受しています。残念ながら、多くの日系企業の存在感が低下していますが、その主たる原因は、グローバル人材の登用も含めたグローバル化への対応の遅れであることは多くの識者の指摘するところです。

こうした中で日本の産業界は、日本発のクオリティにこだわりつつも、活動の担い手を多民族化させ、主たる舞台を世界各地に求める動きを加速させています。グローバル人材の養成は、産業界のみならず社会全体の急務というべき重要課題でありながら、日本の教育現場の対応は『日本語による日本人を対象とした教育』というローカルスタンダードのまま脱皮出来ずにいます。その教科学習は、定められた一つの「解答」を覚える学習法であり、それが入試という形式をとり、入試の難易度=偏差値が大学・学部の価値評価の基準になっています。変化のスピードが速く多様性の富むグローバル社会で生きていくためには、予め用意された一つの「解答」を覚える能力では対応できず、自らの力で「解答」を導き出すための様々な能力が要求されます。同時にグローバル人材には必然的にビジネスや学問の共通語として英語力が求められることになります。

一般社団法人グローバル教育情報センターでは、確かな教養と知識を育み、自らの確固たる意見と、他者への理解を持って、英語をコミュニケーションのツールとして使いこなせる若者を育成する国際教育カリキュラム―国際バカロレアをはじめ、初等中等から高等教育における様々なグローバル人材育成のための教育プログラムの国内外の教育指導法・事例を紹介し、教育に携わるより多くの方々に理解していただくための様々な情報発信活動を行っていくことを主たる目的とし、グローバル人材の育成に寄与できる体制・サービスの構築を図ってまいります。

平成24年11月1日
一般社団法人グローバル教育情報センター
理事一同