文部科学省初等中等教育局により、IBのディプロマプログラム(DP)の中核をなすTheory of Knowledgeについて行われた調査研究報告書である。調査研究協力者は、玉川学園高等部、立命館宇治中学校・高等学校、東京学芸大学附属国際中等教育学校など、IBのプログラムを導入している学校の教員が多数加わっている他、国立教育政策研究所の研究官、及び初等中等教育局の調査官などから構成されている。特にTOKとは何か、その指導・評価体系などが、前述の学校の事例とともに解説されている。他にもIBOやPYP、MYP、DPの3つのプログラムなど、国際バカロレアの基礎知識も簡単ではあるが、まとめられている。