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国際バカロレア・ディプロマ科目「知識の理論(TOK)」と総合的な学習の時間

総合的な学習の時間が、知識基盤社会への対応、ひいてはグローバル人材の育成に必要な能力の育成のためにあるとして、その課題解決にDPの中核となるTOKから示唆を得ようとする研究である。総合的な学習の時間で育てようとしている、自ら課題を見つけ、調べ、主体的に判断して解決するという能力は非言語的知識であるため、そのカリキュラム化や評価基準の設定が確立できておらず、それを可視化しているTOKの参考になる部分と課題が整理されている。我が国での「新しい能力」観の変遷を示した一覧表を見ると、同様の試みが繰り返されてきていることがわかる。

人材育成に向けた教育の在り方−国際バカロレア教育の現状と普及への課題−

参議院調査室が発行する調査情報誌『立法と調査』に掲載された論文で、グローバル人材育成の観点からIBについての評価、今日的意義、我が国での普及のための課題や施策などをまとめている。他にも、DPの始まりに深く関係しているUWCの紹介や、1979年度以来の我が国からIBOへの拠出などにも言及されているが、特に国内での評価についても一般論としてではなく、誰が言及したものであるかが根拠とともに明示されている。脚注も参考になるだろう。