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国際バカロレアの中等課程プログラム(MYP)における体育科の特徴と展開

我が国の体育科の存在意義を考えるという問題意識から、MYPの体育の特徴を明らかにしつつ、我が国の体育カリキュラムと比較した論文である。東京学芸大学附属国際中等教育学校の体育の評価基準などを例示しながら、MYPにおける体育を詳しく紹介している。最終的にMYPと我が国の体育は、理念や評価基準が違うように見えて、実は類似している点が多いと結論付けられている。

国際バカロレアとの比較をとおしてみた高校学校教育課程の現状と問題点

学習指導要領に基づき高等学校教育課程の変遷を概観しながら、DPと比較して相違点を明らかにすることにより、我が国の高等学校教育を国際的標準から評価しようとした論文である。科目別の学習だけを見れば、それぞれの週当たりの授業数はDPの方が少ないが、DPには我が国の高等学校にはない「必修コア」と呼ばれるEE、TOK、CASの時間が確保されており、これがDPの特徴となっている。IBは授業外の学習活動の時間が確保されているが、我が国のDPの導入校で空き時間などの時間的余裕がなく、通常の高等学校よりも授業時間数が多くなっていることも指摘されている。

国際バカロレア・ディプロマプログラム Theory of Knowledge(TOK)について

文部科学省初等中等教育局により、IBのディプロマプログラム(DP)の中核をなすTheory of Knowledgeについて行われた調査研究報告書である。調査研究協力者は、玉川学園高等部、立命館宇治中学校・高等学校、東京学芸大学附属国際中等教育学校など、IBのプログラムを導入している学校の教員が多数加わっている他、国立教育政策研究所の研究官、及び初等中等教育局の調査官などから構成されている。特にTOKとは何か、その指導・評価体系などが、前述の学校の事例とともに解説されている。他にもIBOやPYP、MYP、DPの3つのプログラムなど、国際バカロレアの基礎知識も簡単ではあるが、まとめられている。